きらさぽの視界良好

バイクとか釣りとか乃木坂とか…広くて浅い趣味ブログです

女性ライダーになりたくて~普通自動2輪免許取得までの道のり~その④

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この日は強い風の吹く日でした。
風の影響とか…どうなのかな?お天気が味方をしてくれずブルーな気持ちになりながら、一週間ぶりの教習です。
この日の指導員さんは、明るく元気な同世代ぽい方。


『はい、きらさぽさんお願いします!今日は風が強いから、もし不安なようならキャンセルできるようにするよ?チャイムが鳴っちゃうとキャンセルはきかなくなっちゃうから…。判断はお任せします、どうする?乗りたい?』
(ううう、乗りたい…。)
前回は一週間前だったので、怖くてもちゃんと乗ろう!と言い聞かせて来たのでした。
「風は怖いけれど…久しぶりなので乗りたいです。頑張ります」
『じゃあ頑張ろう!はい、これ鍵ね。点検を済ませておいてね』

カギを受け取りバイクに向かうと、指導員さんが私の顔を覗き込んで言いました。

『あれー?なぁ~に緊張しちゃってんのー☆!もうちょっと笑ってみようよー☆!』
そんなに強ばった顔をしてたのかな(..)
いきなりのハイテンションにちょっと戸惑いつつ、
「はい…あの、補習続きでなかなか進まなくて、寝ても覚めてもバイクのことばかり考えてます」
寝ても覚めても!?いいじゃん!いいことだよー☆!』
「でも、センスがないのかなって(ノ_・、)」
『うん。センスはないのかもしれない。オレもセンスはなかったよ。でもさ、きらさぽさん。センスは無くても磨けるんだよ!初めからセンスがあっても、それを磨く努力をしないと』
「はい…。」
(ああだめだ、ヤバい…。)
ずっとずっと堪えていたものが溢れて…

…泣いてしまいました。

私自身「泣く女子」が大嫌いだから、絶対に泣きたくなかったのに。

「すみません。泣いちゃってすみません。泣くはずじゃなかったんですけど…」
『なに泣いてんの☆!ぼくは、きらさぽさんの笑った顔が見たい。だから頑張ろう☆!』
決してイケメンではない(失礼)し、タイプではない(失礼)人なのに、ひたすら明るく勇気づけてくれました。このタイミングでこの指導員さんに当たったのは奇跡だったのかも。

この日の教習は、楽しくやりきることができました。
二輪コースをぐるぐるまわり、ギアを上げたり下げたり…
『きらさぽさん、おっきい声苦手ー?大丈夫なら、風もあるしおっきい声でやるからねー☆!』
隣を一緒に走って、ギアチェンジのタイミングを教えてくれます。
バイクが楽しいし、なんでかできてる!
なにをやるにもモチベーションとか、その日の精神状態って大切なんだなと気づきました。

終始楽しいまま教習終了。
『きらさぽさんお疲れさま☆!良かったと思うから次に進もう☆!夢を見るならいい運転してる夢を見てね☆!』
やっと先に進める(°∀°)!
楽しかったです、と伝えて帰宅しました。

次はその⑤へ。
やっとやっと、一本橋スラロームに入ります!

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女性ライダーになりたくて~普通自動2輪免許取得までの道のり~その③

寝ても覚めてもバイクのことばかり考えるようになりました。
寝る前に布団の中で、穏やかな停止の方法を確認…。起きると同時に、半クラの仕方を復習…。
教習だなぁと思うと、朝からソワソワして落ち着きません。

今日の指導員さんは、すらっと手足の長い巨人さん。154センチしかないきらさぽは、自分より30センチくらい背の高い巨人さんを見上げながらの教習です。

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二輪コースをひたすら、発進して停止、発進して停止…。停まるときに目線が下を向いていて、余計にバランスが崩れるのだとか。

『不安かもしれないけれど、先を見た方がぐらぐらしませんから。あとしっかりニーグリップしてバイクと一体にならないと、この先バランスをとるのに大変なので癖をつけましょう』
補習ということで基本視線は下を見がちになってしまいます。二輪コースをただ走るだけならなんとかできるようになったけれど、停止や、発進時のエンスト(ギアが2速のまま発進とか)があったりで、この日は二回転んで指導員さんに少しだけ手伝ってもらいました。

あ~あ、転んじゃったなぁ(;ω;)
返事はちゃんとしているのだけれど、まだまだ頭で考えてしまって、体で覚えることができません。
前回のように厳しい視線はなかったけれど、楽しくバイクに乗ることができないまま今日の教習も終了。またまた補習です。

夜、旦那にまた補習になったと報告。
『そうなんだ。ま~最初は難しいよね。でも、バイクは友達だよ』
バイクは友達…。
いつもならキャプ○テン翼かっ!とか突っ込めるんだけれど、なかなかに打ちひしがれていて、その言葉がじんわりと体に染み渡ってゆきます。

次回はその④。2回目の補習です(T∀T)

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女性ライダーになりたくて~普通自動2輪免許取得までの道のり~その②

まだまだ教習所に行くのに緊張します。
二輪車の教習の人は専用のベンチがあるので、そこでドキドキしながら待っていました。

指導員室から今日の指導員さんが出てきて、私を見るなり一言。

『きらさぽさん。始まる前からプロテクターを全部付けて待っててください。急いで全部つけましょう』
え!聞いてないんですけど!!!
とりあえず急げと言われたので大慌てで肘あて、膝あて、胸あてをつけて、ヘルメットとグローブをつけます。

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今日の指導員さんは少し年下っぽいわりと若めの方。あまり笑いません。
『では、発進から始めていきます。エンジンを少しずつあけて、クラッチを少しずつ離してください』

………
………
…えーと、何語を話しているんでしょう?
一応車はMTで免許をとったものの、それ以降MTの車は運転していないので仕組みがよくわからなくなっていました。
(えーとー、エンジンを少しあける…)
ブォン!!!あわわわ、上げすぎだ💦
(そして~、クラッチを少しずつ離す…)
なかなか…発進しませんが…。
『ぎゅっと握りすぎです、クラッチをもう少し離してください』
はい…はい…。でもでもでもいろいろと怖いんですけど。
『走り出したら、クラッチを握ってからブレーキです、ついてきてください』
え!走り出すんですか(゚A゚;)!!
私、バイク完全に初めてなんですけどバランスとかとれるんですかね(°Д°)!!!?
とか聞く間もなく、指導員さんが走り出す…
今日は驚きの連続です。あたふたしながらも、どうにかバイクに乗って『走る』ことができました。
(乗れてる、私乗れてる!)
感動も束の間、指導員さんが私の右に回り、この先で停まるようにと指示。
停まるΣ(゚ω゚)!!?なにすればいいの!?
ぶぶぶブレーキか!ブレーーーーーキ!!!

ここで私の悪い癖。フロントブレーキを思い切りかけました。
急なためハンドルもまっすぐ向いておらず…
ガシャン。
わ~、こけたぁ…。
(どうしよどうしよ、あそっか、持ち上げるのか。)
混乱しながらも、前回習った通りに引き起こしをします。
なのに…なぜか今回は重い。ちゃんとやってるのになんでだろ、と四苦八苦している私を、向こう側でただただ冷たく見守る指導員さん…。
情けなくなりながらもどうにか引き起こし、発進と停止の練習です。

どうも停止が苦手で、毎度毎度ふらつきます。
前回のような楽しい雰囲気は全く生まれず、指導員さんも厳しい表情のまま教習終了。初めての補習となってしまいました。
早速かよ(=д= )と自分にあきれつつ、次回はその③です。

女性ライダーになりたくて~普通自動2輪免許取得までの道のり~その①

教習一日目。朝から緊張いたします。
買ったばかりの新しいヘルメットとグローブを持ち、長袖長ズボンで向かいます。ここで気づく。
しまった、春とか秋にすれば良かった…。
今年は酷暑。汗だく教習は間違いないなぁ💧

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一日目の指導員さんは優しそうなおじさま。ずっとニコニコしています。
『じゃあ、ちょっと引き起こしをしてみましょう♪』
サクッと言われました。あの悪夢再び…(゚Д゚;)!
ふうっと一息ついて、車体の下に手を入れます。
『腰で持ち上げちゃうと腰を悪くしちゃうから、体全体を使って持ち上げる感じで。スタートダッシュのようにするといいですよ♪』
アドバイスを頂いて、持ち上げてみます。
すると早速車体が持ち上がり…前回よりも力をいれることなく引き起こしに成功。
『え?前回と全然違うんですけど…こんなに軽くなかったです。なんでこんなに簡単にできちゃったんですか??』
あまりにあっけなかったので興奮して聞いてみました。
すると指導員さん、コソッと一言。
『まぁ…教え方ですよね😏♪』
なるほど、恐れ入りました。

次は、バイクの乗り降りについて学びます。
サイドスタンドを払ったら、前後を確認して素早く乗ること。じゃないとバランスを崩して倒れる可能性があるそうです。
バイクは傾けるほど重くなるのをまだ知らない私。
車体はまっすぐにしてればバランスがとれて、重くないんですよね。この頃に知っていたらもう少し楽だったのかも。

あとは乗車前の点検を教えてもらって、今回はおしまい。
『旦那さんがバイクに乗ってるんですね♪なにに乗ってるんですか?』
「えと、Vストローム?です」
『おお!そうですか~♪黄色ですか?』
「黄色です(照)」
『いいですね~、いいバイクですよね~♪』
バイク好きがだだ漏れする、ステキなおじさまでした(^∇^)

次回、その②へ。
いよいよ発進いたします!

モーターサイクル・ダイアリーズ(字幕版)

女性ライダーになりたくて~普通自動2輪免許取得までの道のり~事前審査。

こんにちは、きらさぽです。

普通自動二輪免許取得をきっかけにブログを始めました。
教習所に通う方、通っている方の暇潰しになればいいなと思っています。
よろしくお願いします(。・_・。)ノ♪


今年に入って、旦那がバイクを購入しました。
若い頃に大型に乗っていて、子育て中はずっと我慢。10年以上欲しがっていて、このたび子育てが少し落ち着いたので購入することに。

『バイク、見に行こう♪』
と言われて行ったバイク屋さんでちょっとバイクに跨がったりしていたら、店長であるおばちゃんに
『それにするの?これだって思ったのを買えばいいんだよ』
と吐き捨てるように(悪い意味ではない)言われ、旦那が気に入ったバイクに私が乗ったら、店員さんに
『足つきもいいですね、大丈夫ですよ!』
と言われ、さらには旦那にも
『免許とって一緒に乗ろうよ、お金出すから』
と言われ…すっかり教習モードに。

そもそも男兄弟の中で育ち、車やバイクは普通の女性よりも見てきたと思います。なぜかは忘れたけれど、車の免許もマニュアル。バイクに乗る自分を想像したことはなかったけれど、想像したらかっこ良くない!?そして兄弟を驚かすことができるかもっ!
あとは…日々習い事を頑張ってる子どもたちみたいに、私もなにかに打ち込んで、挑戦したい気持ちが強かったです。
陶芸をやってみたい、字がうまく書けるようになりたい、PTAバレーをやってみたい…色々考えたけれど、なんだかんだできなかった私。そんな自分に自信をつけたかったのです。

そんなわけで、普通自動二輪免許取得を目指したのであります("`д´)ゞ

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さっそく、近場の教習所に連絡をして、お金を持って教習所に向かいます。私が車の免許をとったところとは違うけれど、教習所に通ったのは15年以上前の話。周りは若い子ばかりでした。

女性は事前審査というものがあるとは聞いていたものの、なにをするのかわからず…とりあえず靴を履いて事前審査に向かいます。

担当はベテランぽいおじさん。
するすると、教習車であるホンダCB400SFを車庫から出して、目の前で車体を横倒しにしました。

『はい、起こしてみて』
え!?これをですか!?!?
今考えれば当たり前にできなきゃいけないことなんだけれど、バイクに触れあうことを今まで全くしてこなかった私には衝撃Σ(・ω・ノ)ノ

指定されたグリップとガードを持って、力を入れてみます。
(ふんぬうぅううぅぅ~~~!!!)
………全然動かない。
なんで?なんで?みんなこんなの起こしてるの??
半ばパニックになりながら挑戦を繰り返します。
『これができないと話になんないよ~』
担当のおじさんに、なんでできないの?的な顔をされます。

悔しい。
バイクに乗る前にダメだったなんて誰にも言えない。今年の目標は免許取得って決めたんだから、このまま帰るわけにはいかないのっ!!!

そんな気持ちでもう一回。すると、車体がガコッと持ち上がった感触が。
(あ、これ、今できないと(体力的に)次はもうできない)
そう悟った私は今年一番の力を出しきります。
そうして、どうにかこうにかバイクの引き起こしに成功。
『あ~できたね。じゃあ次は、バイクを8の字に動かしてみて』
大したコツも聞かずそろそろと車体を動かしてみます。バイクに腰をくっつけてみてはいるものの、お、重い…。バイクは傾ければ傾けるほど重いということに気づくのは、まだ先の話です。

引き起こしで腕の力はほとんどなくなり、バイクを支えるのがやっと。ヘロヘロフラフラになりながらじりじりと8の字を描きます。
『じゃあこれで事前審査は終わりだから、今度は入校式ね』
こんなんで審査🆗なのか…。もう入校式の体力もないんですが、ボロボロになりながらの入校式。
1回目の予約をとり、帰宅しました。

夜、よく体を見たらあちこちにアザが…。バイクってこんなに過酷なもんなのか。
なにはともあれ、無事入校。

次回、1回目の教習になります!